理想と現実

憧れだけではできない

理想と現実

多くの社会人にとって、生活が安定していることは働く上でとても重要な要素ではないでしょうか。
若い頃は自分の理想を求め、「自分らしさの出せる仕事」「本当に自分がやりたいことができる仕事」などを求めがちです。
しかし、多くの場合は理想と現実の間には大きな開きがあるものです。
自分のやりたいことをそのまま仕事で実現できている人なんてごくごく一握りですし、ましてや趣味を仕事にするなどと言うことは特殊な例に過ぎないということは、多くの人にとって年齢を重ねるとともに気づくことではないでしょうか?
趣味を仕事にしても稼げない理由は、それは「市場が求めているもの」ではなく「自分がやりたいこと」だからです。
ビジネスというのは、顧客のニーズがあって初めて、成立するもの。
それにもかかわらず、ニーズを無視してやりたいことを仕事にしようなどと虫の良いことを考えたところでそんな仕事はないんです。
就職先がないからと自分で事業を興しても、十分な市場調査がないままに自分のやりたいことを商売にしたのでは、すぐに行き詰まることは目に見えています。
そのため、多くの大人はリスクを冒して夢を叶えるよりも、確実に生活できる道を選ぶのです。

こだわりすぎは禁物

ところが中には、そういったことを一切考えずにいつまでも「自分がやりたいことを実現する」ことにこだわる人もいるのです。
芸術家のような職業であれば、そのように徹底して道を究めることもありますが、ごく普通に転職する上では、そのような「こだわりすぎる」姿勢は禁物なのです。
今はさまざまな情報が飛び交っており、自分とは縁のない職業についてのメリットや魅力についても簡単に見ることもできるが故に、「隣の芝生は青い」となってしまうこともあるのかもしれません。
また、とくに最近は「好きなことを仕事にする」ことがある種のブームのようになっていて、嫌な仕事をするより好きなことで稼ぐことを推奨する自己啓発書も多数発売されています。
しかし、そのような本で取り上げられているうまくいっている例というのは、好きなことを仕事にする、ということの前にきちんとした市場調査が存在している場合が多いのです。
しかし、どのような職業であっても理想やあこがれだけでできるわけではありません。
転職をするときには、きちんと現実的に考えて行動することが大切ですよ。
現実をきちんと考え、戦略的に考えた上での転職であれば、きっと有益なものになるのではないでしょうか?