流通業界におすすめの資格

意外と知られていない販売士

知っているようで、あまり知られていない資格というものがいくつもあります。
定番資格と呼ばれているようなものでも、知名度があまり高くないのが販売士でしょう。
1級ともなると、非常に高度な知識がなければ合格することができない難関資格であり、販売のみならず、営業職でも十分に効果を上げることができる資格になっているのです。

販売士という名前ですが、非常に誤解されることも多く、現在はリテールマーケティング検定と名前を変えています。
なぜならば、この資格はモノを売るということに特化しているのではなく、どうしたら売ることができるのか、売るためにどうしたらいいのかということの検定だからです。
古くから問題が指摘されてきたため、試験名はリテールマーケティング検定試験となり、合格者の称号は販売士とされました。

歴史が長く変化もしてきた販売士

販売士は、意外と古い資格で40年以上の歴史があります。
試験内容の改正以前は、そこまで難易度の高い資格ではなく、一定の知識を有していれば取得することができました。

しかし、試験内容の改正以来、多様化と高度化に加速がついた流通業界や商品知識に配慮した資格となり、非常に高難易度の資格に変化したのです。
特にその変化は1級で顕著であり、高度な知識がなければ合格することは不可能となりました。

現在の受験資格は下位の資格も必要ではなく、好きな級から受験が可能です。
さらに、1級は前回、前々回の受験科目の中で科目合格をしたものは免除ともなっています。
そのため、合格基準は筆記試験の得点平均が70%で、1科目ごとの得点が50%以上で合格となりました。

2級と3級の難易度はそこまで高くなく、年2回の試験があるため、合格までの道のりは険しいというわけではなかったのです。
ところが、1級に至っては、高い難易度で2級ともかけ離れており、さらに年1回という試験で合格ということは非常に遠い試験でもありました。
それがかなり緩和されたといっていいでしょう。

各級の仕上がりの想定と内容

仕上がりという面を見てみると、3級では小規模店舗の運営を基本としています。
販売員としてだけではなく、経営的な仕入れの問題なども出題されますので、管理者にも必要な資格といえるでしょう。
営業の基礎というべき部分もあるため、営業マンの教育用にも適しています。

2級になると、かなり専門的な知識が要求されるようになり、販売促進や部下の育成といった管理者に必須な能力を身に着けることができるのです。
中堅クラスの管理者として、昇進の必須要件としている会社もあります。

1級となると、マーケティングの立案から経営計画まで、さまざまな能力を身に着けるため、店長クラスでは必須ともいえるでしょう。
さらに、国家資格である中小企業診断士の予備試験的性格も持っており、非常に広い知識を持てるようになるのです。
登録販売士になるためにもこの1級が必要になります。

販売士は、1級合格まで500時間以上の学習時間が必要ともいわれる難関資格です。
今後、ビジネスマンとして活躍したいと考えているのであれば、30時間程度で合格できる3級から考えてみるといいでしょう。